弊社の大型機械加工への取組は1991年に液晶パネルの生産に必要な液晶露光装置の加工依頼がきっかけでした。大型部品に対応するための加工技術と精度実現への試行錯誤が始まりました。 世間一般的に大型機械加工と言えば、大型船舶のシャフト等の長さ10mを超す部品を想像されますが、弊社で言う大型部品とは8000㎜*4200㎜*1000㎜以下の製品を指しています。その意味では中型機械加工と言った方が正しいのかもしれません。 弊社は高精度エンジン部品等のμ単位の精密加工技術においては、お客様に高く評価されてきましたが大型機械加工の分野については0からのスタートでした。設備、部品取扱、段取り、寸法出し、曲がり等の課題に対し、今まで培った加工技術、蓄積せれた今までの経験を基に未知の大型機械加工特有の問題を解決してきました。
大型製品・ピンチャック
大型機械加工設備
大型機械加工の分野に参入したての頃は4000㎜*2000㎜*400㎜のMCR2台からのスタートでしたが、その後、お客様の要望に応えるため順次設備投資を行い、現在のMCR9台、最大寸法8000㎜*4200㎜*1000㎜の設備を有するに至り、加工能力でお客様の需要による変動にも柔軟に応えられるようになりました。
加工設備があれば加工はできますが精度保証はできません。弊社ではお客様にたいし品質を保証する為に、大型三次元測定機(3005㎜*1205㎜*1005㎜)を有し大型機械加工においても三次元測定機での精度保証をしております。
門型マシニングセンタ 大型5面加工機
MCR-B Ⅱ 35X80E-WA
門型マシニングセンタ 大型5面加工機
MCR-B Ⅱ 35X65E-WA
門型マシニングセンタ 大型5面加工機
MCR-B Ⅱ 35X65E-WA
門型マシニングセンタ MCV-AⅡ
大型部品だからと言って精度要求が甘いという事はありません。品物によってはμ単位での精度要求の大型部品もあります。弊社では現在1000㎜*1000㎜の面積で±0.01以内の公差精度要求に応えられます。
弊社の大型機械加工技術はお客様の厳しい要求に答えることで技術力を高めてきました。今後もお客様のいかなる厳しい要求にも全力で取り組み、ご満足いただけるよう技術向上を図っていく所存です。 大型機械加工用に9台のMCR五面加工機と経験豊富な技術陣が皆様の精度要求にお答え致します。大型機械加工は是非、弊社にお任せください。